春の息吹　フローリアード２１

　春先は、いろいろな行事が各地で行われるが、首都のキャンベラ１ヶ月にわたって開かれるフローリアード（花の祭典）には、毎年４０万近くの人が、国内外から観覧に訪れます。この人工の街が、この１ヶ月間に訪れる観光客が落とす２千万豪ドル以上のカネで潤うそうです

入場は無料です。今年は２０回目の節目で、３年ぶりに足を伸ばしてみました。

会場は、バーリー・グリフィン湖のほとりのコモンウェルス公園。今年のテーマは、「オーストラリアの象徴・伝統」。百万の花が勢揃いする光景は見事です。季節が違うと言えばそれまでですが、シーボルトが欧州に運んだ「和」の花はありませんでした。見事なまでに「洋」の花でした。

　『赤毛のアン』で有名な、カナダの作家モンゴメリは綴りました。

　「春四月は永遠に老いることはない」　４月は、南半球の９月１０月。万物が、若々しく伸びゆく春が到来した・・という感じです。

　この広大な会場で、ボランティを勤めるお年寄りもいます。いきいきとして、地域に貢献しています。

　スライドは、アボリジニを象徴する赤、黄、黒の旗をかたどった花畑からご紹介していきます。私が撮影に行った日だけ気温は３１度。かなりへばりました。かなりのカットでマイナス補正をしました。やはり、若干曇り気味が、花の写真にはいいですね。赤をバックに赤の花を、黄色をバックに黄色を浮き立たせるテクニックは難しいです。もう少し長玉があった方がよかったかもしれません。まあ、ご覧になってください。